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『この世の中には目にあまることが多すぎて、
王子さまは、
いつの間にか目をとじてしまっていました。
そして、
目をとじたままぼうけんに出かけてから、
どれくらいの月日が経ったのでしょう。
デイヴァロウクからきかんした王子さまが、
城をなつかしむあまりにぱっと目を開けると、
そこには、
たくさんのいばらのかきねがありました。
そして、そこには、
黒く美しいはだとエメラルドのひとみをしたお姫さまが待っていたのです。』
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