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 久々に座る食卓の椅子。目の前には、流石は誕生日だけあって、奮発したであろう料理が沢山並べられていた。  二人が手を合わせようとすると、「ちょっと待って!」と、コーサクが二人の前に手を伸ばす。二人がコーサクに注目して黙ると、彼は咳ばらいを一つしてから、言葉を伝えた。 「サヨ、誕生日、おめでとう!」 「……うん!」  サヨは満面の笑みで頷いた。 (了)
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