眠れる森の美男子

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そんな僕だったが、ゲームの道も極め、世界レベルとなった。 最近では海外に進出するほどになってきた。 オタク、引きこもりだった僕が、皮肉なことに、パスポートを申請し、大きなキャリーバッグを買って、あちこち大会に出なければならなくなった。 しかしゲーム仲間との旅は楽しい。 大学に友達がいなかったとしても、ゲーム仲間との関係は違う。 アメリカ、韓国、ヨーロッパ、中国。 どこへ行っても楽しかった。 マスメディアの情報は全て嘘だらけだった。 自分の足で世界を見に行くと、そこは自分の人生観を変えるほどの無限の発見があった。 カタコトの英語でも、ボディランゲージでも筆談でも、何でもいい。 ハートは繋がる。 国境なんて関係ないのだ。 誰もが平和を求めている。 僕は、リアルで大切なものを感じる事が出来た。
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