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12時。
待ち合わせ場所に思いっきりおめかしした理衣がいた。
あのおめかしは雅人のためなんだよな。
そう思うと、足が竦んだ。
俺は深呼吸して、理衣のとこに向かった。
「お待たせ」
口角をできるだけ上げて言った。
「待ってないよ。
それより、早く喫茶店でパフェ食べたいな」
可愛らしくおねだりする理衣。
これで2度目だ。
理衣に別れを告げられて、雅人という親友もなくす。
「バイバイ」
別れの可愛い笑顔さえ、一緒だった。
間違いない。
俺の誕生日に戻ってる。
俺の最悪な誕生日に……
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