第一章

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  俺は○△病院に急いだ。 ○△病院に行くと、電話をしてきた姉が旦那に寄りかかって泣いていた。 恐る恐る姉の旦那に事情を聞くと、先程母が息を引き取ったらしい。 俺は呆然とした。 ーーーー数時間後 母の家に俺、姉とその旦那の夕輝(ユウキ)さんとその子供である祥太(ショウタ)くん、母の弟の信之(ノブユキ)さんが集まった。 「まさかお母さんが死ぬなんて…… どうして自殺なんか……」 姉はまだ薄ピンクのハンカチを顔にあてていた。 そしてふと思い経ったのか、ハンカチを顔にあてるのを止めてぎゅっと握りしめた。 「あんたのせいでしょ!智志!! あんたがお母さんのこと消えればいいって言ったから」 姉ちゃんは俺をずっと睨み付けた。
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