プロローグ

18/26
前へ
/53ページ
次へ
ガチャ…… 突然、鍵の開くような音が聞こえる どうやらこれで入れるようになったって訳だな…… 華川「あら~。開きましたね~……」 鈴蘭「……行こう……皆一緒に……」 一人、また一人とセントラルホールに入って行く……この先に待つ相手を知る為に…… それは俺も例外では無かった -セントラルホール- その場所はかなり広く、周りには俺たちと同じ人数の扉があった。 だが…… 輝夜「………誰も……いない?」 桜「おかしいわね……あたしたちの方から開けられない以上、鍵を掛けられるのは中にいた奴だけの筈……それかもしかして……遠隔操作で開くタイプの扉なのかしら?」 カフカ「エンカク……?」 桜「貴方に聞かせても無駄だと思うから聞かないほうがいいわ」 源頼「……じゃが何かの気配は感じるのぅ……気のせいとは思えんな……」 灯「ふふん!なにが来ようと私が皆を守るから! どっからでもどんな武器でもかかって来なさい!」 寝衣「あ、灯さん、あまり相手を刺激しない方が……」 『うぷ……うぷぷ…… うぷぷぷぷぷ……』 突然、またどこからか声が聞こえ始める。 あの感情を煽るような声が…… 世論「……命令通り、揃いました。 そちら様もそろそろ現れて良いのでは?」 サイ「……おっと」 サイが突然、その場から少し離れる。 見るとサイのいた場所……その床の一部が開き始めているのが分かった 羅綺「一体……何が来る……?」 俺たちの視線がその空いたスペースに集中する。 そしてそこから現れたのは白黒半々に分かれた模様の……熊……?の生物だった
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加