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ガチャ……
突然、鍵の開くような音が聞こえる
どうやらこれで入れるようになったって訳だな……
華川「あら~。開きましたね~……」
鈴蘭「……行こう……皆一緒に……」
一人、また一人とセントラルホールに入って行く……この先に待つ相手を知る為に……
それは俺も例外では無かった
-セントラルホール-
その場所はかなり広く、周りには俺たちと同じ人数の扉があった。
だが……
輝夜「………誰も……いない?」
桜「おかしいわね……あたしたちの方から開けられない以上、鍵を掛けられるのは中にいた奴だけの筈……それかもしかして……遠隔操作で開くタイプの扉なのかしら?」
カフカ「エンカク……?」
桜「貴方に聞かせても無駄だと思うから聞かないほうがいいわ」
源頼「……じゃが何かの気配は感じるのぅ……気のせいとは思えんな……」
灯「ふふん!なにが来ようと私が皆を守るから!
どっからでもどんな武器でもかかって来なさい!」
寝衣「あ、灯さん、あまり相手を刺激しない方が……」
『うぷ……うぷぷ……
うぷぷぷぷぷ……』
突然、またどこからか声が聞こえ始める。
あの感情を煽るような声が……
世論「……命令通り、揃いました。
そちら様もそろそろ現れて良いのでは?」
サイ「……おっと」
サイが突然、その場から少し離れる。
見るとサイのいた場所……その床の一部が開き始めているのが分かった
羅綺「一体……何が来る……?」
俺たちの視線がその空いたスペースに集中する。
そしてそこから現れたのは白黒半々に分かれた模様の……熊……?の生物だった
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