プロローグ

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源頼「一体奴は何者なのだ……ただのロボットとは到底思えん……」 世論「この際、それは今はどうでも良いでしょう。 それよりも大きな問題が出来ましたね……」 大きな問題……? サイ「皆まで言わなくても分かりますよ。 この中に……モノクマの言葉を間に受けた人がいるか否か……という事でしょう」 ……確かにそうだ。奴は誰かを殺せばここから出してやると言っていた…… 少なくとも……それが本当である可能性を考える奴は出る筈だ…… つまりは形はどうあれ…… 龍一「俺達の中に……誰かを殺そうと考えてる奴がいてもおかしくねぇ……か」 俺の言葉を受け、何人かは周りの奴を見始める。 誰が、何を思っているのか分からない……いや、もしかしたら本当に自分を狙ってるかも知れねぇ……そんな疑心暗鬼な状況が生まれていた 流海「……………」 源頼「……………」 羅綺「……………」 世論「……………」 不味いな、この雰囲気……なんとかしねぇと……だが…… 輝夜「あ、あの……1つ……良いかな」 ここで先導が口を開く 輝夜「こ、こうやって疑いあってても何も進展しないと思うんだ…… 何も疑うな……とは言わないけど……せめて、まずは信じようよ。 誰も……誰かを殺そうとなんて思ってないって…… ぼ、僕なんかが言っても説得力無いと思うんだけど…… えっと……あれ?皆?」 灯「………………そ、そうだよね!そうだよ!いきなり疑っててもしょうがないよね!」 世論「流石は先導 輝夜様……的確なお言葉です」 サイ「それを言えるなら……自分は輝夜君を信じたいかな。 悪意を持ってる人が言える言葉では無い……それはこの自分が保証するよ」 カフカ「カフカ、コウヤノイケン、サンセイ! ミンナ、シンジル!」 御子「あーっはっは!良い事言うじゃ無いの!!あー、変に疑って損したわー!」 次々と、先導の意見に乗っかる皆…… どうやら、大丈夫なようだな…… 龍一「ありがとな、先導……テメェが切り出してなければどうしようもねぇままだった」 輝夜「そ、そうでも無いですよ……何かしなきゃと思って行動しただけですし……」 それが出来るからすげぇんだよ……
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