プロローグ

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寝衣「あ…………その……………えと……」 …………坂和が俺達15人から大分離れた位置にいるのが分かった。 その坂和の後ろには1つの扉…… 灯「さ、坂和……ちゃん?」 一ノ瀬が心配して坂和に近付こうとする__ 寝衣「こ、来ないで下さい!!」 灯「え……?」 寝衣「あ……その……み、皆さんを疑ってるわけでは無い……といいますか……その……えと…………………… …………ご、ごめんなさい!!」 そう言って坂和は後ろの扉を開け、中に入る。そして扉を強く締め__ 『ガチャ……』 ………鍵を………かけた……… 坂和は1人……俺達全員から離れてしまったのだ…… …………………重い沈黙が再び訪れる…… その中で一ノ瀬は坂和の逃げ込んだ扉の前へ行き…… 灯「どうして……?何でこうなるの……? 坂和ちゃん!坂和ちゃん!!」 一ノ瀬が必死にその扉を叩く だがその声は坂和には届かない…… そう、坂和は文字通り……壁を作ってしまったのだ 伊吹「……あいつの反応も間違っちゃいねぇ……疑うなと言われてすぐそう出来るやつばかりじゃねぇんだ……」 輝夜「そんな……ぼ、僕は……」 華川「輝夜君のせいじゃ無いですよ~。 でも……あの子……寝衣さんには少し時間がいりそうね~……」 皆が一度に団結……そんな希望は無く…… そこに生まれたのは疑念……疑惑…… 気が付けば……俺達はそんな舞台の登場人物になっていた…… 少しの希望と大きな絶望の……そんな舞台の…… ----------- プロローグ ホープスクール◆■ ■◆スタートダッシュ END 残り『16』人
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