1章 HOPE・END・LIMIT

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灯「坂和ちゃん!!坂和ちゃんってば!! お願いだから開けてよ!!」 尚も扉を叩き続ける一ノ瀬。 だが坂和は扉を開けようとしない。 サイ「やむを得ません……ここは自分らだけで建物の調査を致しましょう。 まずはここの情報を集めることが先決です」 灯「え………で、でも坂和ちゃんを放っておけないよ!」 世論「では何グループかに分けて行動しましょう。 そして1つのグループにつき最低でも3人での行動が必要でしょう。 2人では万が一の対応が出来ない可能性がございます故……」 龍一「そうだな……そして坂和の奴も放ってはおけねぇ。 あいつは今、俺達以上に危ない状態だ……最低でも3人はここに残って説得する必要がある。 そうだな……先導、お前がグループを決めてくれ」 輝夜「え……ぼ、僕が……!?」 水間「確かにこの中なら…….輝夜君が適任だと思うよ……皆、信頼してるだろうし……」 御子「私も賛成!こいつになら任せても大丈夫そうだしね! それに組み合わせ次第じゃBLや百合も期待__」 伊吹「するんじゃねーよ!万が一にもそんな展開には俺がさせねーからな!!」 輝夜「え、えーと……じゃあ僕なりに選ぶけど……そうだね…… ---- ---- 1つ目グループは俺と先導、青凪、朝、天之川、神巫、由梨風の7人で構成。 俺達の仕事は脱出出来る箇所が無いか、また、見張りに使えそうな場所などの散策となった。 因みに先導が作ったグループは俺達の所を含めると3つ。 2つ目のグループは笹塚、サイ、羽場風、椿、柿谷の5人で構成。 そいつらの仕事はこの建物内の施設の確認となった。 この面子なら的確に情報を集められるだろうし、何より柿谷の妄想の被害を受ける事もねぇ。 そして残った3グループ目は一ノ瀬、巣状、綾乃の3人。 この3人は部屋に閉じこもってしまった坂和の説得に集中する事になった。 それにしても何度考えても良采配としか言いようが無いなこれは…… 特に坂和の説得に残した3人は少なくとも殺人なんて考えるような奴には見えないしな。 もしかすればすぐにでも説得出来るかもと言う期待すら浮かぶ
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