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源頼「しかしここはどうも妙な邪気に満ちておるな……儂も各地を回ってはおったが、ここは特に異常だ……」
確かにここにゃあ何か嫌な気配が立ち込めてやがる……出れるもんなら早く出たい物だが……
源頼「この様な形とは言え、会ったと言うのは何かの縁と言えよう。
宜しく頼む」
「じゃあ次は私ですか~」
随分とおっとりした感じの女だな……
ふらふらして今にも倒れそうだ
「私は『超高校級のガーデナー』の椿 華川(つばき かせん)と申します~。
宜しくお願い致しますね~」
輝夜「は、はぁ、よ、宜しくお願いします……」
華川「あら貴方……とっても良い香りがします~」
輝夜「えっ?香り……?」
華川「私、匂いが細かく分かるんです~。
これはそうですね~……この感じ……花で言うならガーベラでしょうか~」
輝夜「は、はぁ……どう言う意味かは分かりませんがありがとうございます……」
龍一「ガーデナーって事は花に関する仕事をしてるって訳か……
っても俺もその辺りの知識はねぇが……」
華川「そんな感じで良いんじゃないでしょうか~?
そしてそちらの貴方は……そうですね~……ん~……花で例えるならこれはカモミールかも知れませんね~」
カモミールねぇ……名前だけは知ってるんだがな……
今度、一応調べては見るか……
華川「これからも花の事で解らないことがあったらおっしゃって下さいね~?
……龍一さんでしたっけ~?」
龍一「……何だ?」
華川「………無茶はなさらないで下さいね」
龍一「………何の事かは知らんが……精進はする」
……まさか急に真面目になられるとはな……
この女、真面目になれば凄いのかもな……
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