星の指輪 1

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循環器科外来に戻ると、小山は今度は 超音波検査をすると言う。涼子は再び生理 機能検査室へ行った。 カーテンで仕切られた薄暗い検査室で 上半身裸で待っていると、女の臨床検査 技師が現れた。涼子は安堵した。臨床検査 技師にしろ放射線技師にしろ、男が 無意識に投げかける視線はまるで品定め されているようで、御免蒙りたかった。 一人仰臥するのに精一杯の寝台に横たわる と、プローブの滑りを良くする為に冷たい ジェルをつけられた。臨床検査技師の女は 涼子の腹の辺りに腰掛けて、彼女の胸に プローブを当てた。涼子の身体の上を 何度かブローブが往復する。白黒の画像が その度に変わるのが目に入る。
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