ある日の葉

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「太陽」 朝日が昇り 太陽が目に映る 暗闇の空がスッと明るくなる 雲一つない大空 たくさんの鳥達も 優雅に舞っている 時が進むと さらに昇る太陽 日差しも強くなってきた 空には様々な形の雲が浮かんでいる それを見ると なんだか不思議な気分になった 太陽が天辺にたどり着いた頃 空には淀んだ雲が漂っていた それは瞬く間に 青空を灰色に染めていった 太陽の姿は もう見えなくなっている 光を遮られ どんよりとした空 しばらくすると 大粒の雫が落ちてきた 先程までとは全く違う 悲しい 寂しい気持ちへと いざなう空だった そんな空を辛げに見上げる 目を閉じ 光よ戻れと 強く念ずる 目を開けると 雫は姿を消していた 残るのは割れ目の入った雲のみ 再び目を閉じ 思いを込める すると 私は暖かさに包まれた そのぬくもりに 自然と目を開けた 雲とくもの間から 眩い光が溢れていた 気持ちは一気に 幸せへと舞い戻った 日が暮れ 空は赤色に染まった 太陽が沈んでゆく いつ見ても 少し寂しい感覚がする また明日には会えるのに それだけ彼は 大切なモノ 日が完全に落ちて 空には白く光る満月がいた その周りを 無数の星達が囲んでいる 暗闇の中の美しい光 彼のいない寂しさを彼女はしっかり埋めてくれる 空の風景 いつ見ても どんな空も 私の心を動かす 不思議な力を持っている  
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