のりかず

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失礼しました と言い、立ち去ろうとする俺を怨霊、あっまた間違えた、先生が必死の形相でそりゃあもう死に物狂いで俺の足につかまって まっ 待ってくれ~ という先生は本当になにかの悪い霊かと思った、、 仕方がなので俺は大人な対応を、と 「あの、 離してください」 とにっこりと微笑みながら言ってみた 「あっ あの えーと べ べつに植物に名前をつけてるとか、毎日話しかけてるとか、友達がいなくて寂しいからとか、一人で弁当食べたるのが悲しいとか、そんなんじゃないからな!」 「なるほど 先生は友達がほしいけどいなくて毎日植物に名前をつけながら話しかけて寂しさをまぎらわしてるんですね?」 「なっ ちっ 違うし、べつに寂しくなんかないもん」 おいおい 中年のおっさんがもんとか語尾に使ってるの結構無理あんぞ? 「あー ソーデシタカ」 「お おまえ、弁当食いにきたのか?」 先生がまだ俺の足にしがみついて目の前にある俺の弁当を見て言った 「え、ええ」 「そ そんじゃさ、ここ使う?」 と上目使いを俺に向けてくる なんと言う幸運、いやでも、先生と二人きり?うーんそれは少しいただけない、だが!ここにはエアコンと言う湿気の多いこの時期を快適に過ごせるレアアイテムが、、、くそー エアコンを睨み付けてみる、 「えーと 正木君?」 ?! 「俺の名前知ってるんですか?」 先生がずれた眼鏡を上げ得意気に 「もちろんなのだよ正木のりかず君! 教師たるものこの程度のこと!! ハッハッハッハッー」 なんかイラつく、、、
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