のりかず

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でも なんかすげー 普通大学入ったら生徒の名前なんかいちいち覚えねえだろ、てか高校でも下の名前まで覚えてる先生とかいなかったし、なんかここまできたら気持ち悪いとかって思うのかも知れないけど、結構嬉しいもんだな、 ついでにこのハイテンション、なかなか悪くない、 ゆるキャラになれそうとゆるキャラになっている先生を思い浮かべると自然に笑いが込み上げてきて、、、 「のりかず君?」 と先生が心配そうに俺の名前を呼ぶ ふとそちらを向くとさっきと同じ上目遣いのはずなのにかわいく見える先生の姿があった そういえばあまり先生を近くで見たことなかった、 じっと見ていると目は眼鏡に隠されているだけで案外大きく、肌はとてもきれいで色白だった、 これは! もしかしたら いや もしかしなくても この無精髭と不潔そうな体をきれいにしたら男女問わずモテるのでは?! というか 意識したとたんとか恥ずかしいけど、 そーう言えば俺、けっこうバイ気質あったっけ、、 まっ いっか 「昼飯、一緒に食いませんか?枯木なお先生?」 そういった俺を見て先生は耳まで赤くして 「おう」 と恥ずかしそうに、嬉しそうに言った
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