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この後おれたちは赤城神社を離れ、大沼をはじめとする他の赤城のスポットを歩き回った。
大沼を歩き終えた後、R35の元へ戻る。
「帰ろうか、オオサキ」
「はい。
帰りましょう」
おれたちはもう帰ると決めた。
R35の中に入っていく。
「赤城の帰りのダウンヒルだが、本気出しても構わないか?」
「構いません!
智姉さんの本気の走り、見たいですから!」
「そうこなくっちゃな。
じゃあ、赤城を1分台で下ってやるか」
実は智姉さん
「伝説の走り屋」と呼ばれる程の最強の走り屋であり、
その実力は、プロのドライバーでも不可能と言える赤城道路を2分を切るタイムで走り切ることができるほどだ。
シートベルトを締めて、眠っていたエンジンを起こして出発の準備を行った。
「よし行くぞ!
赤城道路をジェットコースターみたいに下るぞッ!」
「おれこんな村いやだ~♪」
「私が言ったのは吉幾三じゃあないぞッ!
やれやれだな」
こんなこともあったもの、智姉さんはアクセルをふかしてR35を進ませる。
猛獣のような加速で出発するR35は赤城神社から去っていった。
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