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おれのワンエイティは前のZN6との距離を衝突寸前まで縮め、
そして5連ヘアピン最後のコーナーにあたる5つ目の右ヘアピンへ突入する。
ZN6はイン側、おれとワンエイティはアウト側を攻めていた。
アウト側を攻めていたおれとワンエイティはここでオーラを放つッ!
車全体を神聖の如く白き輝きを持つオーラと疾き萌葱のオーラがカバーのように包み込んだ。
ZN6の男の眼には、そのオーラは見えなかったもののおれの走りに驚いていた。
「なんだ!
こんな走り見たことねぇ!」
オーラに包まれたおれのワンエイティはカタパルトの如く超加速し、
その速度は普通の車のコーナリングではありえない160km/hを超える速度だった。
160km/hの加速でコーナーを脱出するワンエイティはZN6の前に出ていき、ドリフトしながらコーナーを出ていった。
「くッ!」
ワンエイティを前に出したZN6は突然ジグザグと走っていき、
そしてついにはスピンしてしまった!
「ちきしょおォ!」
スピンした悔しさから男はハンドルを叩く。
(どうしてスピンしたんべい……
オレ――)
クルマをスピンさせた後、男は頭を抱える。
男は知らないけど、
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