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この世界は残酷だ
???「皆、準備はいいかい?」
???「何時でも、迎えますぞ!! 我ら共々準備万端でございます」
???「じゃあ、行こうか……」
可愛らしい美少年?美少女? どちらとも言える顔立ちの子供が王様の様な素振りで家来らしき者達とある城の外へと向かう…そこで何時も夢は終わる。
朽縄 絢「また、同じ夢か……」
俺は、この1ヶ月間 ずっと同じ夢を見続けている……
ジリリリリリリリーーン
俺が、目覚めた後に大きな音をたてて目覚まし時計が鳴った。
また、何時もと変わらない嫌な1日が始まるんだ……
そう思うと憂鬱だ。
俺は、イジメを受けている…1つ上の先輩からである。
向こうからぶつかって来たのだが、俺からぶつかった事になり……怒りが治まらない先輩は俺に暴力を振るうようになった。
正直、学校に行きたくもない。
あの、先輩と絡みたくない。
あの校舎に居たくない、同じ空気を吸いたくなかった。
だが、それを許してくれる世界ではなく……親や先生達は僕を学校へと向かわせた。
僕は、弱かった……だから、誰に対しても文句も言えず 抵抗も出来なかった。
学校に重い足を向かわせる……1歩、1歩と進む度に先輩のいる学校が近づく。
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