第1話 すべてのはじまり

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ーーキンコーンカンコーンーー 昼休み。 私の机の周りをいつものように、友達の莉里華(りりか)と一巳(かずみ)が囲んでいる。 「やっと昼ごはんだー もう、数学すっごい長かった。」 「いや、君寝てたでしょ。」 と莉里華に冷静にツッコむ一巳。 「そうだけどさー」 「「わはは!」」 一巳は私の唯一の男友達。 男の人と話すのがあまり得意ではないけど、一巳なら気を使わずに話せる。あまり男っぽくないからかもしれない。 そういえば、小学校の時、一巳が女みたいな名前だとからかわれて、私が言い返したっけ。 そんなことを思い返していると 「hahaha!」 横から声が聞こえた。 Lukeが私たちの方を見て笑っていた。 「"タノシイ"、デス?」 「あ、笑ったなー? ていうかLukeも一緒に話そうよー」 莉里華は私と違って、いつも積極的だ。 私たちは、昼休み中Lukeと色々なことを話しては笑っていた。 Lukeが笑うたび、鼓動が早くなる。 この感覚は何なんだろう。
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