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ーーキンコーンカンコーンーー
昼休み。
私の机の周りをいつものように、友達の莉里華(りりか)と一巳(かずみ)が囲んでいる。
「やっと昼ごはんだー
もう、数学すっごい長かった。」
「いや、君寝てたでしょ。」
と莉里華に冷静にツッコむ一巳。
「そうだけどさー」
「「わはは!」」
一巳は私の唯一の男友達。
男の人と話すのがあまり得意ではないけど、一巳なら気を使わずに話せる。あまり男っぽくないからかもしれない。
そういえば、小学校の時、一巳が女みたいな名前だとからかわれて、私が言い返したっけ。
そんなことを思い返していると
「hahaha!」
横から声が聞こえた。
Lukeが私たちの方を見て笑っていた。
「"タノシイ"、デス?」
「あ、笑ったなー?
ていうかLukeも一緒に話そうよー」
莉里華は私と違って、いつも積極的だ。
私たちは、昼休み中Lukeと色々なことを話しては笑っていた。
Lukeが笑うたび、鼓動が早くなる。
この感覚は何なんだろう。
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