霊安室の誕生日

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私はサキ8歳! 今はお母さんと2人だけで暮らしています。 今日4/1それは私の誕生日! 私にはお父さんがいない。 お父さんは亡くなったそう聞いたのは2年前。 だからいつもお母さんが誕生日ケーキを買ってくる。 そんな4月1日私は今日8歳から9歳になった。 お母さんはいつも私の為に郵便局でバイクに乗り手紙を運ぶ仕事を一生懸命している。 20時もうお母さんが帰って来てもおかしくない時間。 …どうしたのかな? …今日は遅いな。 …ケーキは?ご飯は? その時チャイムが鳴る 【ピンポーン】 「お母さん!」 …遅いよー! …お腹すいたよー! 私は帰ってくるお母さんに駆け寄る為に玄関に走った。 …チョコケーキかな? 【タッタッタッタッ!】 …ショートケーキかな? 【タッタッタッタッ!】 【ガラガラガラガラ!】 「お母さん!誰?おじさん!」 『君がサキちゃんかい?』 「うん。」 『これお母さんから手紙。読んで。』 私は手紙を受け取って開いた。
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