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・・・・・・・ふう、皆私のスキルの事ありがとね♪
『ティリス:いえいえそんな。お礼なんて良いですよハクアさん♪』
『約全員:この二人コレをそのまま無かった事にする気だ!?』
はぁ~、で?コレは何?
『ティリス:えっとですね。彼女は私の後輩で今回カリグを担当した召喚神の・・・』
『エリコッタ:え、エリコッタ・・・・です』
そう名乗った女神は未だに土下座をしている。
いや、顔上げろよ。
『エリコッタ:い、いえまだ先輩方から許可が出ていないのです!』
その言葉に辺りを見回すと全員がティリスを見る。
『ティリス:ちゃんと反省しようねエリちゃん』
もう顔あげて良いよ。
『エリコッタ:い、いえそんな訳には・・・』
『ティリス:ハクアさんが良いって言ってるんだよ?』
『エリコッタ:はっ、はいです!』
ティリスの言葉に慌てて立ち上がったエリコッタと目が合う私。
ふむ、髪型は長めのショートボブにパーマが軽く掛かった様な翠色の髪。顔立ちも微妙に幼く、全体的に庇護欲を誘う感じの小動物みたいだな。
『ティリス:エリちゃん言う事は?』
『エリコッタ:はう。は、ハクア様この度は誠に申し訳ありませんでしたです!』
様?!えっと、とりあえず様は止めて。それと・・・勇者ってあんたが選ぶの?
『エリコッタ:で、ではハクアさんで・・・えっと、基本的にはノータッチ何ですが、女神によりある程度選別されるです』
どんな基準?
『エリコッタ:勇者召喚は召喚者の力量や運。それに召喚時に力を借りる神により変わります。私の場合は特殊なギフトを授かる方が多いです』
そんなんだったんだ?
『シルフィン:勇者召喚担当の女神は五人程居ますから』
多いな!
『シルフィン:それぐらい居ないと回らないですから。それに、十人位なら何とか一人で対応出来ますがそれより増えると何人かの女神に力を借りますしね』
『エリコッタ:ですので、今回あの勇者柏木 政人が呼ばれたのは私のせいでも在るです』
とりあえず、弾かなかった理由は?
『エリコッタ:元の世界では特に悪さもしていなかったので、まさかあんな風になるとは・・・・それに、言い訳の様になりますが女神はあくまで選別する訳では無く、女神毎に授けられる力が違うだけなので余程で無いと介入はしません』
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