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   哲平は頭を振る。  「どうかな、今回もガセネタなんじゃ・・・」  「なんでよ?」  舞は食下がる。  「ネットの情報なんて大半がガセネタだろ、普通」  「でも、ここに湖があるじゃない、情報通りに」  「湖はな、でも呪われた湖かどうか。確か、嘗て村だったこの場所の風習で、   湖に生贄をささげる儀式があって・・・」  「ある時、何故か、湖の呪いにあって、村人が次々に殺されていった   って情報だったわ」  「その、湖の呪いってなんだよ?」  「それを今から調べるんでしょ、大丈夫、情報通りだって」  「お前、ホントそればっかな。それにさ・・・」  哲平は辺りを指差しながら、  「村じゃないだろ、ここ。嘗て村だったかも怪しいぞ」  「え?」  「どこに人の姿がある?ここに来るまで誰かに会ったか?   ここは、ただの森と湖なんじゃないのか?」  舞は、素早く髪をはらい、  「あー本当にうるさい、じゃあついて来なきゃよかったじゃん」  「ついてって・・・」  哲平は、思わずデジカメを落としそうになった。
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