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「ついて来なきゃなんて、よく言えんな」
「だって・・・」
「このカメラも、ここへの取材費用も、そもそもサイト立ち上げの
資金もろもろ、俺が全部出してんのに・・・」
舞は、髪をはらいながら、
「だって、機械キライなんだもん」
「はぁ?嫌いと、金出さないのはイコールじゃね~だろ!」
「キライなもんはしょうがないじゃない」
「そんなんだから、今時スマホも操作できね~んだよ!」
舞は、持っていたバックからスマホを取り出し、
哲平にみせる。
「持ってるし、使えるけど、使いたくないだけだもん」
「使わなきゃ、いざって時ど~すんだよ!」
「いざって何よ?」
「それは、な、何かが起きて・・・」
哲平は、思わず口をつぐんだ。
「とにかく、真実をつかめればいいんだし」
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