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僕の名前は星砂寿夜。
星砂の一人息子が病弱で養子を向かえようと言うときに育児放棄された僕を父が連れてきたらしい。
僕は星砂に来る前のことはよく覚えていない。
星砂の家になじめなくて当時はまだ『ドリーム』と言うペイション経営だった星砂の母さんの従兄弟に面倒見てもらっていたことは記憶にある。
『ドリーム』を閉めて『ホッコリ牧場』になってから僕の子育て生活ははじまった。
小さいころから片隅にある小さな牧場施設は僕の居場所だったし、子牛にミルクやるのは好きだったけど。
動物のお母さんをしたかったわけではない。
今や僕のあだなはパパ………なりたくてなったんじゃないし、うちの女レンチュウときたらやることなすこと雑なので僕がやるはめになるだけだ。
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