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「おう、ユンファ」
「フェイロンさん、リーアはどこにいる?」
「あいつなら、喫煙室なんじゃないか」
ユンファは喫煙室に入り、セブンスターを吸った。
リーアはたばこを吸いながら、窓から室外の景色を眺めていた。
「リーア、調子はどうだ?」不審に思われないよう、ごく自然に距離を近づける。
「なんですか、ユンファさん」
「いや、ちょっとおまえの吸いたくて。くれるか?」
「はい」
リーアがキャビンを渡そうとしたその時。
ユンファはすばやくリーアの胸倉を掴み、壁にたたきつけた。
「おい!リーア、リャンが死んだ時お前カジノにいたろ、俺は見てんだぞ!?ファミリーの武器と薬物横流ししてるのは調べがついてんだ」
カジノの件はカマをかけただけだった。
リーアは見かけていない。
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