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と言うのも『生徒会役員』は全員(約一名除く)が成績優秀者。そこそこイケメン揃いで、ちょっとしたアイドル扱い。まぁ、明らかに『観賞用』だろうが……………
「………いや、関わりたくないだろ………。全員が極道の〝次期組長(候補)〟じゃあなぁ………。」
溜め息を吐く雫。そう、何故か『生徒会役員』全員が極道の息子………しかも〝次期組長(候補)〟で構成されている、と言う異様なものだった。
―そんな雫達を含むざわつく生徒達を他所に、生徒会長は続けて言葉を発した。その言葉に雫達だけが絶句して固まる。
「生徒会補佐は、一年五組の『秋月 雫』。同じく五組の『相田 月乃』・『上條 柚葉』、以上の三名だ。」
(うっ、嘘でしょぉ~~~っっ?!)
三人は心の中だけで絶叫した。極道の息子なんかには、激しく関わりたくない。しかし、怖くて断ることも出来ない。
三人はもう、盛大な溜め息と共に項垂れるしかなかった……………
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