夏祭りの事情

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ぐぅ~……… 「ぷはっ!すげぇ~音。亜紀、飯食おぅぜ」 「………はっ!佑哉さん!?」 居るの忘れてた! 慌ててロフトから下を覗くとスウェットを履き上半身裸の、明らかに風呂上がりの佑哉さんが見上げていた 「ん?風呂借りた。あ、タオルもな。早く降りてこいよ」 急いで降りていくと作るつもりでいたお好み焼きも焼き上がっていてもう冷めている そりゃそうだ、あれから3時間もたっているんだもの。 「作ってくれたんだ………ごめんなさい………」 情けない。 佑哉さんが居ることも忘れて没頭してたなんて。彼女失格だ。
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