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ショータイムが終わり着替えた様子の彼女は、黒髪を高い位置で結い上げ長い前髪は左目を隠してる。
衣装だった黒ビキニにショートパンツ。デニムのシャツに着替えカウンターで注文をしてた。
両隣には源さん夫婦。
「アリサさん、お疲れ様です」
後ろから声を掛けた。
「あっ!佑哉じゃん。元気だった~?いつ帰ってきたの?」
俺の頭をグシャグシャにしながら聞いてくる。
「・・・今日です・・・」
若干イラついて軽く睨んでたら、ケラケラ笑いカウンターに置かれたビールを飲み始めた。
「今日のはアリサさんのスクールの人達ですよね...隣の彼女も?...」
チラッと『アキちゃん』を見て微笑んでみた。
目線が合うと薄い笑顔で「...ハイ...」と返された。
少し会話を交わしてみたが薄い笑顔で「...はぁ...」か「...ハイ...」のみ・・・どっちかといえば『能面』・・・
…?自分で言うのも何だが俺はイケメンの部類に入ってたはずだ。
自分から声をかけた女の子から、こんな反応を返されたことは無い。
ツンもデレもなーんにも無い。
...ふぅ~ん...話に乗ってこない……こんな子もいるんだ
へぇ~……
...あれ?...
「アキちゃんの目の色...青い...?」
「!...クスクス...ハイ...」
あ...笑った...ヤバイ!可愛い?
「ねぇっ」
「あ、失礼します!」
曲層が変わった瞬間、彼女の顔付きが変わり笑顔でフロアへと躍り出ていった。
「アリサさん、アキちゃんのこと教えて下さい」
「個人情報は教えられませ~ん♪」
ニヤニヤとイヤラシ~笑いをする。
・・・なんだそれ・・・
まぁいいや…
にしても彼女躍りが好きなんだなぁ...スゲェ良い笑顔だゎ...
他のヤツと話してる間に彼女は帰ったようでもう見つけることが出来なかった。
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