転校生

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 翌日の朝、私はゆっくりと学校に向かう。「今日は寝坊しなかった」とホッとする。  学校に着き、下駄箱から上履きを取り出し、履き替えようとすると、昴が後から来て目が合う。 「優希、おはよう」 「お、おはよう、昴」  優しい笑顔であいさつしてきて、私もそれに返し、あいさつした。 「昨日はありがと」 「う、ううん!全然!」  私は首を横に大きく振った。 「ははっ、そっか。教室行こっか」 「うん!行こう!」  私は慌てて上履きに履き替えると、昴の後を追った。
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