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陸人は大量に口に含んでたのを、ゴクンっと飲み込みこんだ。
「まぁー、あれだな。エネルギーを蓄えないと声が出せなくなるからな」
「声?」
昴は首を傾げた。
「そそっ、俺応援団やってっからさ」
そう、陸人は応援団に入っており、その上団長だ。この男にちゃんと団長が務まるのかが心配だが……。
「しかも団長だもんねー、ちゃんと出来てるの?」
私は思ってたことを、そのまま笑いながら言った。それに乗っかり、佳織と昴も加わった。
「同感ね、あんたが団長だと崩壊しそうだわ」
「俺も同感かも、声が高いしか取り柄なさそうだしね」
三人から集中砲火される陸人は、完全にアウェイであった。
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