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「全く……
いなくなったと思ったら、こんなところにいるなんて……」
女の人は、そう言ってバルドさんの手を縛っていたロープをナイフで切った。
「ちと現状視察ってヤツだ……
ここの状況は悲惨だな」
バルドさんは、そう言って足の鉄球を外した。
「侵入者だぞー」
そう言って奴隷商人たちが集まってくる。
「さて、ひと暴れするか……」
バルドさんは、そう言って鉄球を奴隷商人たちに向けて投げた。
「援護します」
女の人は、銃を構え奴隷商人たちを撃っていく。
そしてバルドさんは、鉄球を振り回し奴隷商人たちを薙ぎ払っていく……
なんて言うんだろう、これはアニメやゲームの世界だ!
俺は、目の前で起きている現状に興奮していた。
すると奴隷商人の1人の方に剣を向けた。
「あれ?俺も標的になってる?」
「奴隷の反逆は死罪だ!」
その奴隷商人は俺に剣を振りかざした。
俺は、その剣を避けた。
俺は、続いてくる攻撃を何度も何度も剣を避けた。
なんで避けれるかわからないけれど俺は、その攻撃を避けれた。
「へぇ……
なかなかやるじゃないか昴」
バルドさんが、そう言って俺を襲っている奴隷商人を鉄球で吹き飛ばした。
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