01 スライムにでさえ勝てない虚しさ

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 俺は、スライムを殴りまくった。  この世界は攻撃するたびに経験値が上がるシステムかもしれない。  なら、俺がすることはひとつ!  このスライムをフルボッコにしてやる!  即ち!ずっと俺のターンならず、フルボッコタイムだ!  しかし、スラムは全然ダメージを受けてない。  流石の俺も疲れた……  俺は、息を切らしてその動きを止める。  するとスライムが、じっと俺の方を見ている。  もしかして、これが俗にいう……  仲間にして欲しそうに見ているというやつか?  だが、悪いな……  お前なんか仲間にはしない!  俺が仲間にするのは、可愛い女の子だけだ!  女の子モンスターも可!  俺は、スライムに渾身の一撃を浴びせる。  するとなんてことでしょう!!  スライムは、悲鳴をあげて仲間を呼んだ。  スライムが、1匹から6匹に増えた。  さて、どうする?これはピンチというやつか?  俺が、焦っていると……  ひとつの火球がスライムを襲った。  そして、俺の前にひとりの女の子が立った。  両手に剣を持ったショートカットでボーイッシュな感じのかっこいい女の子だった。 「さぁ、キミはボクの後ろに避難して!」  こういう展開もありかも……     
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