サプライズデイ。

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やいのやいのと部屋の中は賑やかになっていく。 最近、少し塞ぎがちだったので彼らの気遣いはとても嬉しかったりする。 にしても、どういうわけで彼…高藤さんが執事をする羽目になったんだろう? まだ、私達の関係を話してもいないのに遥兄は何故知っているのだろうか? 付き合っているのがバレてる? ううん。そんなことないよね。 知っていたら絶対に聞いてくるし、同居人は鋭い感の持ち主だ。知っていても不思議ではない。私の私生活は実はスケルトンだし。遥兄にはだだ漏れ。 交友関係からスケジュールまで管理されている。 私にとって遥兄はもう一人の父親と言っても過言ではない。 昔、私が半誘拐にあってから従兄妹の遥は過保護だ。別段拐われて何かをされたという事はなかったのだが、ただちょっと連れ回されただけ。 なのに、物凄い剣幕で連れ回してた人を罵倒し殴りかかっていた。 私が止めに入って、漸く私が無事だった安心したのかきつく抱き締められたのは覚えている。私が10歳。遥兄が17歳の春だった。 多分、そこから私の生活がスケルトンになった。 別段隠すようなこともないので気にも止めてなかったけど、この先は不便かも。 あ。でも、高藤さんが相手ならスケルトン生活も終わりかしら?高藤さんは遥兄の親友だし…。 !もしかして、もっと厳しくなる?親友なのに報告してないからって…。 どうしよう…。 …。 ! そうだ! 今すぐ報告したら許してもらえるもしれない! そうだわ! じゃあ、今すぐ言いにいかなきゃ! 私は、慌てて遥のもとへ向かった。
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