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先程、遥が出ていった扉を二人で見ながら話し込んていると、
バーンっ!
割りと大きな音をたてて開いた扉の先には遥がいた。
「おい、薫! 今から車出すから行くぞ! 根回し良すぎ! 今すぐ来いって言われた。」
「了解。姫野お嬢様? さあ、行きますよ。」
差し出された手を取り私は歩き出した。
私は、覚悟を決めた。
だって、初恋が実るのってとてもミラクルだもの。
私だって初めて会った時に恋したんだと思う。
気付いたらいつも目で追っていたしね。
もっと貴方を知っていきたい。
これからもよろしくお願いいたします。
貴方は覚悟しろって言ったけど、私はずっとそう言われたかったのかも。ずっとずっと私だけの薫さんでいてね!
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