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【陽Side】
「志乃チャン!」
「志乃さん!」
「「志乃!」」
「志乃お姉チャン!」
「志乃チャン!」
「「お嬢様!」」
俺は…急に志乃チャンが倒れたので慌てて志乃チャンを抱き起こした。
「…『優也』…?」
「…!『優也』って…ゆった?」
(…聞き間違い?)
俺は 少し不安を覚えながらも…俺は、志乃チャンを部屋に運んだ。
部屋に運んだ後…
俺達は 心配で 全員志乃チャンの部屋でどうしたらいいのか…。
考えあぐねていた。
「皆様でここにいらっしゃっても…仕方がないでしょ?
望君!
皆様をリビングに!」
入口から 大きな声で叫ぶ人がいた。
「増田さん…」
増田さんとはいえ 秘書の増田さんの奥さんで…
西園寺家のメイド頭を長年勤めてくれている…。
「陽様…
私がお嬢様についていましから…さっ!
皆様も…」
メイド頭の増田さんは 亡くなった母さんの代わりみたいな事もしてくれて…
俺達は 逆らわずに…
志乃チャンの部屋を出た。
俺は…志乃チャンの残した名前が気になった。
(きのせい…なのか?)
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