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ゲーム等で遊びはしたが、みんなが触っているので手垢が付き、その手を洗わずに料理を頬張っている姿は言いようのない嫌悪感さえ抱かせてくれる。
無理だ……
そう思い運転手に迎えに来てもらい、適当に誤魔化して家へと帰る。
そのことを兄に言うと、兄も初めて見た時には同じ感情を抱いたと言うので、自分が普通なのだと思っていた。
その後毎年呼ばれはするものの、誕生日に出てくる料理の数々が汚いものにしか見えず、すぐに帰ると言うことを繰り返し、やっと開放されたのは受験をして私立の中学に行ってからだった。
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