マリ、おジャッジがつけられなぁ~い

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「そんなときは、この怪傑ジャッジちゃんにお任せよ!」  ガシャーン!! バリバリバリンッ! そこにベランダのガラスを豪快にぶち破り、変な女の子が横とんぼ返りをしながら転がりこんできた。  って、ゆーか、ここお高層マンションのお三十三階!!  びっくりしてるあたしにおかまいなく、きゃぴーん、っと変な女の子はおウィンクしちゃってる。おまけに、お洋服を真っ赤に染めながら、ちょっとおハレンチなポーズを決めてるんだもの。 「お変態さんかしら?」  あたしの第一声がこうなるのも無理ないよね。 「違うわ」  あたしのつぶやきに、けれど、彼女はきっぱりと否定し、頼みもしてないのに力強く名乗る。 「あたしの名は、怪傑ジャッジちゃん。色々なものを判定しちゃう魔法少女よ」  くるりん、とお回転するものだから、おガラスの破片とお血液が飛び散っちゃてるわ。  やっぱりお変態さんみたい。おかわいそー。お脳みそにお花畑が広がっているのね。  さっさと追っ払わなきゃ。
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