生まれた日を知らない君へ

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「わたし自分の誕生日って知らないんだよね」 同じ施設にいる少女は、俺に聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でそう呟いた。 大きなテーブルをみんなで囲って、ささやかなケーキとたくさんのプレゼントの中心で今日の主役が幸せそうに笑う。
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