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ただ魔道具があり、浄化はそこそこ出来ている。匂いもそんなにしなかった。
我が家で初めて魔道具を発見したのが排水場所だったというね。次に見かけたのは調理場という……進化しろ文明よ。立ち上がれ魔道具職人達!
現実逃避は無駄だな。姉はいいとして、従者は変えてもらおう。母より父だな。姉を見る目がいやらしいとでも言えば即効だろう。
従者が新しくなった。本当に即効だったので驚いた。
新しい従者は15歳で、早朝のマラソンにもついてくる。
5歳児のマラソンなんて庭を一周程度なんだが、柔軟もあわせて付き合ってくれる。
前の奴なんて部屋でうたた寝していたのに……。
茶髪茶眼(琥珀っぽいかな)で、顔立ちは優しげ。メイド達のテンションが上がっていた。
男爵家の三男で学園を卒業したばかりだそうだ。
ちなみにキーマライト家は伯爵だ。
前世の歴史では家名ではなく地名に爵位がついていた気がするんだが、この世界では家名なんだな。
勇者時代は気にもしていなかったから知らなかった。
まあ魔道具職人か研究職を目指す俺としては、コネが作れればなんでもいいんだけど。
マナー以外の勉強は順調だ。魔術理論は一からじっくり覚えている。
魔方陣とやらは知らなかった事なので、楽しくて仕方がない。
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