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ここまで悪寒を感じたのは異形でもないぞ・・・!!!
「ほら、彩華(さいか)ちゃん、行くわよ?」
「はあ、分かってる。」
彩華と呼ばれたその少女は冷たい態度でオカマに接している。
だが見た感じ関係が悪いというわけではなさそうだ。
2人が装備一式を置いていくと外に出ていった。
なんだかんだでいい奴らなのだろうか・・・?
「うーん、この関係性は少し面倒だね。」
「ん、どういうことだ?」
鳴達が話していると、何の状況も把握していないテスラとリアナは頭の上に?マークを浮かべている。
「で?結局彼女達?は誰だったの?」
「ん~・・・明確には分からないが、そうだな、ライバル?」
「いや、それはおかしいよ鳴。」
突っ込まれてしまった、いやまあどういう関係と言われたら何とも言えない関係だ。
会って間もない上に最悪の対面だったし。
「いやいや待て、とりあえず考えないといけないのはここからどうするかだ、こんなだとこの町に居られないぞ。」
「ん~?ケトラはまだメンテしてないんだっけ・・・?よく知らないけど。」
「そうだねぇ、僕の武器をメンテしないと下手すると戦えなくなるかもしれない。」
それは非常に困る、実際今回もケトラに助けられた・・・んだと思う。
「ここから次の街まではかなり距離があるし・・・。」
「はあ・・・分かった、少し時間を頂戴。」
テスラがそういうと目を閉じてぼんやりとし始めた。
俺とリアナはともかく、ケトラはかなり頭が切れる、しかしそれは飽く迄目先の事だけである。
テスラは、トロいし、やる気はないし、直ぐに楽をしようとする。
だがその代わり、やる気を出した時にとても頭が回り、テスラはとても頼りになる。
「おけ、じゃあ普通に工房行こう。」
「・・・ん?今なんて言った?」
「だから、工房に行こうって。」
こいつはやっぱり馬鹿なんじゃないだろうか。
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