祭り前夜

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老婆「ほれ、これは近所の料理上手のおばさんお手製のダンゴじゃ。めしあがれ。」 ゆい「もう、お腹いっぱいだから、部屋に入ってから後で食べます。」 老婆「ダメじゃ、ダメじゃ。今じゃないとダメじゃ。」 ゆい「なぜですか?食べたい時に食べればいいんじゃないですか?」 老婆「手作りだから、ダンゴのモチが硬くなるからのう、柔らかいうちに食べなきゃまずくなる。 だから今ここで食べとくれ。」 ゆい「じゃあ今食べよう。パクリ。」 ゆいはこっちを向いて、口に入れたダンゴを出してポケットにコッソリいれた。 老婆はニヤリと笑っていた。 アキも口に入れたふりをしてダンゴはポケットに入れ、モグモグ食べてるふりをした。 老婆は食べていると思ってるようでニヤついている。 ゆい「ごちそうさま。あー眠い。今日も早く休みます。」 アキ「ごちそうさま。」 老婆「明日は祭りで朝早いから、早めに休むといい。朝食は7時からで、9時から祭りじゃからのう。」 ゆい「はーい。おやすみなさい。ふわぁ。あくびが止まらない。」 アキ「おやすみなさい。」 老婆「あいよ、ゆっくりおやすみなあ。」 と、ニヤついていた。
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