祭り前夜

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それから2人は布団に入り、息をひそめていた。ダンゴを食べて寝てると思わせなくてはならない。 アキは前日の寝不足もあり、寝てしまった。 ガチャ ん? ゆいのイビキが聞こえる。 老婆「よく寝ちょる。ケケケケ。あのダンゴは強力じゃからな。朝までグッスリじゃ。」 ガチャ。 ギィギィギィギィギィギィ… バタバタ、バタン。 老婆は出かけたようだ。 アキ「ゆい起きてる?」 ゆい「グゥーグゥー。」 本気で寝ている。 ダンゴの必要ないな…。 アキ「ゆい起きて。おばあさん出かけたよ。」 ゆい「あ、おはよ…。」 寝起きはよい。 ゆい「山行くよ。」 アキ「それはまずいでしょ。もし見つかったから…」 ゆい「暗いから見つからないよ。大丈夫だから行くよ。」 アキ「まったくゆいは……」 カーンカーンカーン… あっまた、鐘の音が…
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