ご案内

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「ふぅ、長い道のりだったね。」 荷物を降ろし、2人は座布団を枕にして、ゴロゴロしていた。 ゆい「テレビないんだねー。」 アキ「ほんとだ。まさかの、携帯も圏外だよ。」 ゆい「それは困るよ。携帯ないと生きていけないよー。」 コンコンコンコン 「冷たい麦茶じゃよ。1時間後に、村案内しようかの、それまでくつろぎんしゃい。」 腰の曲がった老婆から麦茶をもらった。 アキ「ありがとうございます。携帯圏外になっていますけど、村で通じる所はありますか?」 老婆「この村では携帯持ってる人いないもんでのー。通じる所はねえと思うだ。」 2人はショックながら、麦茶を一気に飲み干すと、朝が早かったせいか、すぐに眠りに落ちた。
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