ご案内

3/3
前へ
/63ページ
次へ
コンコン。 コンコンコンコンコンコン。 老婆「村案内の時間ですじゃ。」 アキ「はーい、ゆい、起きて起きて。」 眠い目を擦りながら、2人は老婆の後を着いて、外に出た。 太陽は傾いてはいるが、まだ暑い16時だ。 「この村は、1周30分もあれば周れる、小さな村じゃ。」 老婆と村を1周したが、15軒ほどの家、村会館、夜笑寺、祠、山に続く入口などで、後は畑という村である。 不思議な事に、外に人っ子ひとりいない。 アキ「おばあさん。外に人がいないですね。暑いからですかね?」 老婆「そうだねえ。」 山の入口は祠があり、小さな鳥居もある。 何か異様な雰囲気がする村だなあとアキとゆいは思っていた。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加