3日目

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「おーい!」 俺は、出せるだけの大声で、その人物を呼んだ。 後姿から予想すると...少女? その時だった。 俺たちは、体育館の中に瞬間移動していた。 体育館は、普段と変わらない様子だ。 不気味な雰囲気が漂っているが。 ...!?呼んでから5秒も経ってないはずだぞ!? 問題は...あの少女がいないことだ。 「もしかしてさ...閉じ込められた?」 俺がそう体育館のステージを前にして立ち尽くして呟いた時だった。 突然、俺たちの前に、少女が現れた。 いや、待てよ。 この少女...浮いてる!? もしかして...幻? 体育館のステージを背にし、どこかを見ている少女は、突然口を開いた。 「...黄色い紐」 黄色いひも...? 瞬きをすると、少女は消えていた。 「今の...何?」 どうやら、俺以外の人たちも今の一部始終を見ていたようだ。 「黄色い紐を探せばいいんじゃない?」 「そういう事かな...?」 やっぱりしょーたかは天才だ。
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