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ねぇ、そんなに泣いてどうしたの? 私で良ければ、話を聞かせて? そっか。 やっぱり書いてあった通りね。 ううん。こっちの話。 またそんなに泣きじゃくって……泣きたいのはこっちなのに。 あ、ううん。今のは気にしないで。 ねぇ、お願いだからもう泣かないで?綺麗な顔が台無しだよ。 ほら、笑って? かわいい笑顔を私に見せて。 もうっ。いつまでも泣いてたって何も始まらないんだよ。 それに、さっきの話。それはきっと誤解だよ。 何でわかるかって? だって、私が存在してるんだもの。 ううん。それもこっちの話。 ちゃんと仲直りしてあげて。 うん、いいこだね。 私がなんとかしてあげる。 違う。そういう意味じゃない。 そっちの問題はあなたたち次第。 ただ、救ってあげるの。 そう。あなたたちを救ってあげる。 あなたは何もしなくていいし、何も知らなくていい。 今日も明日も、どこにも行かなくていい。 ただ、一つだけお願い。 ここで私と出会ったことは誰にも言っちゃだめ。 約束ね。 大丈夫。 安心して。 だって、きっと、そのために私はここに居るんだから。 また会えるかって、私と? それはとても難しいことだと思う。 運命を信じてれば……としか言えない。 また私と会えたのなら、それは奇跡だと思っていいよ。でも、その時はきっと、今日会ったことは忘れてるけど。 じゃあ、元気でね。 あ、無理だと思うけど、一応こう言っておくね。 また、いつか。
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