波留の気持ち

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衣替えが終わり、季節は夏に近づいていた。 最初は離れていた航太と陸の距離も今は近づいてすっかり仲良くなっていた。 「陸!」 航太は朝、遅刻ギリギリの時間に自転車で学校へ向かっていた。 そんな時、前に自分と同じく急いでいる陸の姿を見つけた。 「航太!おはよ!」 「お前こんな時間に珍しいな」 「昨日遅くまで映画見てた。航太は?」 「俺は今日いつもの目覚まし時計が来なかった」 「サボりか波留」 2人は笑った。
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