波留の気持ち

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その日の夜、波留は部屋の窓を開けて夜風に当たっていた。 満天の星空が広がっている。 波留は、ふと昔のことを思い出した。 ーあれは、確か5歳の時。 航太の家と一緒にバーベキューをした。 その日は流星群が見れる日で、私と航太は夜空を ずっと見上げていた。 「流れ星まだかなー。ねぇねぇ、航太はなにお願 いするの?」 「言わない。だって言ったら叶わないよ」 「えーっ、そんなことないもん。、、あっ!」 空を見上げると、たくさんの流れ星が降ってき た。 「お願いしなきゃ!」 2人で手を合わせて夜空に向かって願い事を飛ば した。
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