距離

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「嘘だ。本当のこと言えよ」 「本当だって」 「、、、」 「ちょっと、黙りこまないでよ」 波留は航太の背中を叩いた。 すると、航太は立ち止まった。 そして、波留の顔をじっと見つめた。 「お前、好きなやつでもできたの?」 「な、なによいきなり」 「お前、モテるしそーいうのあってもおかしくねぇだろ」 「航太だって、女の子たちから人気じゃん」 「えっ、マジ?」 「なにニヤけてるのよ!もう知らない!航太の分からずや!」 波留は、スタスタと歩き出した。 「なんだよもー」 航太は脱力した。
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