高校2年生 春

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ーうぉっ、やべっ!!!ー 俺はとっさに手を離した。 「ご、ごめ「最低!!」 俺は、ビンタをくらった。 寝起きビンタは辛いよ波留さん、、、。 俺と波留は生まれた時からの幼なじみ。 家が隣同士なだけあって、親も仲が良く、家族ぐるみの関係だ。 俺達は海の方に下った所にある地元の鎌倉高校に通っている。 昼休み、俺は自販機で買ったジュースを持って波留のクラスに行った。 「あっ、波留、航太君きたよ!」 「ほんとだ!相変わらずかっこいいー!」 波留の席の周りにいた友人の穂乃香と真子がはやし立てている。 「うわっ、ほんとだ」 私は近づいてくる航太をにらんだ。
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