祝入寮

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「………。」 「………。」 変態が目の前に立っている。 なんでシャツ引っ掛けてるだけなんだ?胸筋、腹筋 見せびらかしたいのか? 小島〇おに憧れてるのか?古いぞ。 随分 高いところに顔がありますね。トーテムポール。190cmはありそうだ。 「トーテム…」 「あっ?」 こっわ!恐っ!なんで睨む!? 変態はニヤニヤしてるもんだろ?無駄にイケメン面しやがって! 変態は変態らしくしとけよ! 「スミマセン。」 とりあえず謝ってみた。(決してヘタレではない。只の危機回避能力だ。) 「てめぇ誰だ?今日は土曜日だぞ。」 もう一度、受付に戻って通報してもらうか? 無言で思案していると、ガシッと二の腕を掴まれた。 「なっ?なー?」 そのままズルズルと職員室に連れ込まれる。 「吉弘?」(よしひろ) 職員室に入るとアンニュイな雰囲気を醸し出した美人が窓際からこちらを振り向いた。 「誰その子?」 「校内うろついてたからよ。これから尋問。」 「はぁ!?」 てか、何で俺が尋問されなきゃいけないわけ? どう考えても あんたの格好のが立派な不審者だから!! 「違うから!俺 今日からここの寮に入るの!! てか、あんたこそ誰なんだよ!学校内で何してるんだよ?!」 「あぁ、吉弘この子だよ理事長からの書類の遅延で入寮遅れたの。 忘れてた。今日だっけ来るの。」 そう言って近づいて来たアンニュイは微笑みながら頭をなでてきた。 うおわぁ。マジ美人だよ!スゲー色気だな、てか何でそんなに服乱れてるの? シャツ開きすぎだよ!胸 見えちゃうよ!?どうしよう目が離せない! もう少し屈めば胸が…!! …ないね? 胸ないね? 貧乳? 由紀ちゃんのがあるね。 こんな色素薄くてサラッサラの茶髪で色白で…あっ目も茶色の 超絶美人でも やっぱり欠点はあるんだな。 可哀そうに… 「よろしくね?俺はここの教師、原 修人(はら しゅうと)。 担当は英語だから。」 …しゅうと?
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